1.おやつ選びのポイントは2つだけ
子供のおやつはとても大切です!
おやつ=甘いお菓子ではありません。逆にこれは子供には与えてはいけないおやつです!
2つのポイント
・栄養価があるもの
・砂糖を使っていないもの
これだけです。
2.糖質の低いおやつとは?
ポイントは2つと言われても、毎日のおやつをどうするか、頭を悩ませてしまうかもしれません。
なので、オススメをいくつかピックアップします。
果物
食物繊維が消化を緩やかにします。
果物にも果糖という糖質はたっぷり含まれますが、
砂糖よりも構造が複雑なため、ゆっくり消化されます。
食物繊維は、お腹の善玉菌を活性化する効果も期待できます。
逆に、悪玉菌は砂糖が大好き!!
さらに、ビタミン・ミネラルも含まれるので、
糖質が引き起こす体内のアンバランスを調整してくれます。
(砂糖だけだと、体内の栄養が奪われてしまうんです。)
自然から作られたものは、うまくできているんですね!
果物の果糖を有害とする説もありますが、果物よりマシなお菓子を探すのは、至難のワザです。
それに、果物が嫌いな子供は少ないですしねw
ゆで卵など、簡単な卵料理
良質なタンパク質と栄養で知られる卵!
万能食品として認知度も高いと思います。
注意点としては、摂りすぎると、
卵アレルギーなどの悪影響を及ぼすこともあります。
効果の高いものは、副作用も起こりやすいということを忘れずに、
1週間で5〜6個程度に収めると良いでしょう!
(1日で2個食べたら、次の日はお休みするなど調整しましょう。)
イモ類・カボチャなどの根菜類
これは蒸したものがベスト!
ジャガバタとか最高に美味しいですよね。
果物と同様に、根菜類も食物繊維と栄養素が含まれるのでOKです。
また、子供にとっての効率的なエネルギー源として、脂質の摂取も大切なので、
バターをたっぷりつけてあげるのも良いでしょう!
マーガリンはトランス脂肪酸といって、欧米では禁止されている危険食品なので、ちょっと高いですが天然のバターにしましょう。
オリーブオイルなどをかけるとさらに健康には良いのですが、これは大人向けですね。
スルメ
これは歯科では昔から推奨されているおやつです。
噛めば噛むほど味が出るスルメ。やはり天然のものが良いです。
歯を丈夫にしたり、顎の筋肉を鍛える効果があるので、
歯並びの悪いお子さんにもオススメです!
柔らかいものや化学調味料が含まれていないか確認をしてください。
食べ過ぎはコレステロールや塩分の過剰摂取になるので、
(子供であればそれほどコレステロールは心配ありませんが)
長期間・大量というのはNGです。
昆布類
これもスルメなどと同じ効果があります。
酢昆布や梅の味がついていたりと調味料は多めですが、
食物繊維や栄養素も豊富です。
ただ、これも食べ過ぎると、海藻類に含まれるヨウ素が蓄積してしまうので、
偏らないようにしましょう。
3.できれば、白米・小麦などを使用した白い炭水化物も避けたい
炭水化物とは、糖質+食物繊維を含む食品の総称です。
玄米であれば、外側に食物繊維と栄養が含まれています、
全粒粉の小麦も同様です。
白いご飯やパンは、食べやすいのですが、そういった栄養素が取り除かれてしまっているので、
砂糖よりは、いくぶんマシといったレベルの食品です。
子供のおやつだけではなく、家族の病気の予防のためにも、
なるべく減らしていけると良いですね。
4.「嗜好品は成長が止まってから自己責任」というルールづくり。
嗜好品とは、栄養摂取を目的とせず、香味や刺激を得るための飲食物。酒・コーヒー・タバコの類。
ー広辞苑
子供は小学生くらいになると、お酒なども飲んでみたいと言い出しますが、
せがまれたからといって、お酒を飲ませてしまう親御さんはいないと思います。
(味見程度はあるかな?)
近年では、お砂糖いっぱいのお菓子も同じです。
お菓子=完全な嗜好品なので、子供には必要ないものです。
できる限り、減らすようにしてみてください。
砂糖は脳内で麻薬と同じ効果を表し、とても依存性の高い物質です。
砂糖をやめてしばらくすると・・・
・頭がスッキリする
・お腹の調子が良くなる(オナラや便が臭くなくなる)
・身体(体内)がしなやかになる
などの効果があるそうです。
お子さんが、
・勉強ができない。
・運動が苦手。
・友達とうまく喋れなくて、からかわれる。
などの悩みを抱えている場合は、まず砂糖を辞めることからはじめてみると良いと思います。
5.見本は両親
子供にとっての見本は、いつの時代も親です。
なんだかんだ言って、一緒にいる時間の多い親を見本にして育ちます。
上記のおやつ類は、大人にとっても良いものなので、土日など小腹が空いた時は、こういったものを一緒に食べると良いです。
親がチョコレートばっかり食べていたら、子供もそれが食べたくなるのは当たり前。
子供の習慣を治したいと思ったら、まずは自分からです。
また、親がルールを破ってばかりいれば、子供もルールを平気で破るようになります。
親が大人の言い訳をしてばかりいると、
変な言い訳ばかり上手になって、だらしのない生活を送るようになってしまいます。
「大人だから、いいの。」という言葉は便利ですが、
さすがに小学生3年生くらいになると、
「そうなんだ!大人はいいんだ!」ではなく、
「よくわからない大人ルールでたよ・・・。」と心の中で悶々とします。
(私がそうでした。笑)
大人はズルしても良いということを、教えているようなものです。
「ズルしている人は得してる」と思ってしまうかもしれません。
ちなみに、ひと昔であれば問題なかったのかもしれませんが、
今の時代は、あらゆるズル(不正行為)ができない仕組みづくりが行われているので、正攻法で考えられない人は長期的に損をします。
人間性はこういった経験から育っていくと思うので、
真っ当な人に成長して欲しいのであれば、子供の前でズルはしない方が良いですね。笑
6.理想論ではあるので、少しずつ・・・。
初めから、ルールが決まっていれば、子供もウチはそういう家だから・・・。と多少の諦めもつきますが、
今まで、ルーズにしていたおウチでは、お菓子を食べないとか・減らすということは、難しいです。
ただ言葉を理解できる段階であれば、理由をその都度、伝えることで子供は少しずつ理解します。
意外と、子供でも損得を考えていますし、
将来どんな大人になるか、子供は夢見ています。
なので、
プラスの言葉が効果ある子には、
「〇〇ちゃんが、将来美人さんになれるように・・・。」
「スポーツ選手はみんな、そうしてるよ!」
「〇〇の頭がよくなるように・・・。」
とか・・・。
マイナスの言葉で危機感を感じる子には
「将来デブのおじさん(おばさん)になりたい?」
「勉強できない人になりたい?」
子供はシビアなので、これは完全に「やだ!」ってなります。
ちょっとひねくれた子でも、内心「ヤダな」と思ってます。笑
こういった、ちょっとした声かけをすることで、子供自身の意識も高めていけるといいですね。