病気関連の本を読んでいて、驚いた記載があったので、紹介します。
「現在 、多重人格とは 、精神疾患的なものではなく 、記憶障害だということが判明している。」
らしいのです。
多重人格になってしまう流れというのが、、
①人間は強いストレスがかかると 、コルチゾ ールというホルモンが分泌される 。
②コルチゾールは短期記憶をつかさどる脳の細胞を破壊する。
③細胞が破壊され、記憶のつじつまが合わなくなる。
結果、ブツ切りになった記憶の断片ひとつひとつが 、独立した人格のように思えてしまう 。これが多重人格の正体なんだそうです。
おそらく、記憶がブツ切りになってしまうほどのストレスとなると、相当なレベルだと思います。そのため、幼少期に虐待とか、DVとか、性的虐待、戦争体験など、ひどい体験をした人に、多重人格の症状が現れるのは、このためなんですね。
そして、これは条件さえ揃えば、誰にでも起ことなんだそうです。
多重人格も性格の異常とかではなく、強いストレスが原因。
ただ、脳細胞が壊れて、多重人格の様にまでならなくても、
人には、脳内で いくつもの人格を維持できる機能があるそうです。
「嫌いな上司と会うときの私」とか、「好きな人と会うときの私」とか、、
別の人格の様に振る舞っている方も多いと思います。
というか、嫌いな上司に対する態度と好きな人への態度が同じだったら、それはそれで問題ですよね。
そのため、このシチュエーションではこんな自分でいよう!というのを決めて、
うまく脳内の人格を使うと、ストレスなく生きられるらしいです!
多重人格というと、やばい精神障害というイメージがありましたが、
ちょっとした切り替えで、ストレスを減らしていけるというのは、大きな気づきでした。