ファイバーコアが保険適用!

投稿者: | 2015年11月2日

来年28年1月からファイバーコアが保険適用になります!

歯科衛生士としてはとても嬉しいです!

なぜかというと、、
治療方法を患者さんに説明することは歯科衛生が行う場合が多いんです。
その際に、
保険と自費の混合診療は基本できないとか説明するのって、
結構、心苦しいところがあったんですよね。
そもそもファイバーコアって何かと言うと、
歯根の治療をした場合、土台を立てなければいけないんですが、その土台のことをコアといいます。
家でいう基礎とか骨組みみたいな役割。
コアの材質にはメタルとファイバーがあり、メタルは歯より硬い素材なので、強い噛む力が加わった時に楔の要領で力が伝わり、歯根が割れてしまうことも・・・。
ちなみに歯根が割れると、抜歯になってしまいます。
(抜歯→ブリッジor入れ歯orインプラント)
ファイバーだと、歯に近い硬さでしなやかさもあるので、歯根を割ってしまう可能性が低いので、
自分の歯の治療だとしたら、絶対にファイバーコアを入れます。
今までは、ファイバーコアは自費だったのですが、
保険のルールでは同じ歯に保険診療と自費診療が基本混在させてはいけません。
なので、ファイバーコアを入れる場合はその上の被せ物であるクラウンも自費の高い物を入れなくてはならなかったのです。
ファイバーコア自体は5千円〜2万円くらいに設定している医院が多いので、これは入れられる。(むしろ入れたい!)
でも、クラウン(被せ物)は自費だと10万円前後してしまうので、1本の歯にそれだけのお金をかけるか・・・。
判断が分かれてきます。
年配の方の歯は割れる可能性が高く、ファイバーコアを入れた方が良い。
けれど、十数万かけても、あと何年持つかどうか・・・。
と考えてしまう方も。。
本当はファイバーコアを入れるのが良い治療方法でも、金額的にメタルコアを選んでしまう方がとても多かったんです。
ここで、ファイバーコアが保険適用となれば、リスクの高いメタルコアを入れる必要はなくなるんじゃないかと思います。
それに患者さんにも説明しやすい!
私たちスタッフにとってもありがたい (笑)
てか、もっと早く出来たよね?とも思いますが、
ということで、歯科が患者さんのために少し変化出来たよ!というお話でした♪
 

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ファイバーコアが保険適用!」への1件のフィードバック

  1. モミー

    はじめまして
    ファイバーコア保険適用されましたね。
    私の原材料費(全てGC製品使用の場合)約1462円
    大臼歯1本にファイバー1本と支台築造用レジン1グラム使用
    (ファイバーと支台築造用レジンとミキシングチップとミキシングノズル)の合計額です
    保険点数とのバランスの取れた適切な技工料金はいくら位だと思われますか。

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